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世界は大財政出動時代の到来か



ドイツが財政均衡ルールを撤廃か


ロイターによれば、ドイツの連立政権が、景気後退に陥った際に備え財政均衡ルールを撤廃し、新たな借り入れを行う用意を整えると、シュピーゲル誌が伝えました。

メルケル首相は直ちに撤廃するわけではないとしながらも、景気対策や公共投資の加速を進めていく方針に転換しています。

これまでドイツといえば、欧州で一番財政均衡に重きを置いてきた国として知られています。

ドイツは2009年に憲法を改正して原則として財政収支の均衡を義務づける「債務ブレーキルール」を導入しました。


ドイツが財政均衡を守れてきた理由


ドイツが財政均衡を重視しながらも、ドイツが欧州で比較的高い経済成長を実現してこれた背景は、国防は日本と同じくアメリカやNATOに大きく依存し国防予算もけちって支出しなくてもよかった事が挙げられます。

しかし、現在トランプ政権は日本に対していっているように欧州に対してもNATOの費用の欧州負担を増やすように要求しており、国防予算を少なくして国内経済に資源を投入しているだけの緊縮予算は続けられません。

また、ドイツはユーロ導入によって一人勝ち状態になったと言われています。

ドイツは元々東欧などの安い通貨、賃金を持つ国との競争に晒され、貿易は調子は良くなく新自由主義的な規制緩和、賃金引き下げ、貧富の格差を拡大させる税制改革などを進めていましたがさほどうまくはいかず、その後ユーロ導入によって激変します。

ドイツのようにもともと強い産業力を持つ国が、ユーロという産業や経済力の弱い国と共通の通貨を持つことになるために、その共通の為替のレートは強い経済力を持つ国には、それまでよりも安いレートに切り下げられ、経済力の弱いイタリアやスペインにとっては、それまでよりも高い為替レートに引き上げられるために、ドイツにとってはマルク時代よりも通貨レートが引き下げられたために交易条件が大幅に改善されて膨大な経常黒字国になりました。

EU全体の経常黒字の8割がドイツが得ているようにひとり勝ち状態になり、逆にイタリア、フランス、ギリシャなどの産業が相対的に弱い国は常時経常赤字に悩まされます。


財政均衡ルールから脱却する背景


ドイツは他のEU国とは真逆の双子の黒字国(財政と貿易)として君臨していますが、転機が訪れたのがトランプ政権の誕生です。

これまでアメリカは伝統的に日本との貿易赤字を批判し、事あるごとに是正や為替の切り上げを要求し、その度に日本は市場開放や通貨の切り上げを迫られ沈没を繰り返し現在に至りますが、ドイツや欧州に対しては特にこれといった対策を講じてきませんでした。

ところがトランプ政権は膨大な経常黒字を持つドイツに対して是正を要求し、NATOの軍事費用の欧州負担も増やすように要求し、これまでのように安保ただ乗り、通貨安を利用した経常黒字は維持しつづけるのは困難といえます。

その上、最大手のドイツ銀行が経営破綻状態にあり、もし倒産した場合、リーマンショック級の景気後退が起きると言われています。

メルケル首相はリーマンが破綻したときに民間銀行の救済に税金が使われるべきではないと反対した手前、ドイツ銀行の救済に税金を投入する可能性は小さく、むしろ倒産による大幅な景気後退に備えて財政均衡ルールを撤廃せざるをえない状況に追い込まれているといえます。


アメリカは100年国債の導入か


米財務省は16日、償還期間が現在最長の30年よりも長い50年ないし100年の債券を発行する可能性について検討を始めました。

100年債といえば、現在生きている人間の誰も償還時には生存していないといえる期限で、アルゼンチンでは最近、緊縮派から財政拡大派への政権交代が濃厚になったことによって100年債が急落していますが、100年債は投資家にとってはリターンも大きい反面リスクも高い債券といえます。

アメリカの国債で長短金利が逆転するという逆イールドが発生し、これは通常景気後退のサインとして認識されており、株価も乱高下する状況になっています。

これは、投資家が景気後退に備えて資金を株式から国債に移しているために起きる現象ですが、アルゼンチンのようなデフォルト常習国の債権は危ないといえますが、アメリカのようにデフォルトと無縁の国の債権ならば、100年債でも投資家は好んで買います。

100年債といっても償還は100年後ですが、市場では常時時価での売買が行われるために、先進国の財政のようにデフォルトしない場合の100年債は金利が短期よりも高く投資家にとっても旨味のある債権で財政の調達手段として十分検討に値します。


主要政党で財政出動に力をいれているのはれいわ新選組のみ


参議院選挙が終わり、これから消費税増税やオリンピックなどが始まりますが、野党各党で景気対策や財政出動に言及しているのは皆無で、野党の基本は経済軽視と安保軽視、平和ボケ、韓国や中国に半永久的に謝罪せよという現実逃避している人ばかりです。

枝野幸男、志位書記長、鳩山由紀夫、辻本清美、野田佳彦、前原誠二

安保はただ乗り、危機に陥れば、白馬にまたがった王子様がやってきて私を助けてくれるわ。だから私は武装を放棄し、平和を愛し、歳出をけちって、貧乏人に鞭を打って税を搾り取るのが私の役目なのよ。

こんなボケたメルヘンの世界で生きている人間たちに政治家は務まりません。


真剣な山本太郎 VS 真剣な質問者 国の予算について



この動画のように財政均衡に取りつかれた女子を30分にわたり、ひとつひとつ反論し説得していく、国会議員広しといえども、これほど経済政策について語れる政治家はなかなかいません。

週刊ポストによれば次の衆議院選挙でれいわ新選組は10議席は固いという予測ですが、野党がぼけた政党ばかりならば、野党第一党を狙う勢いで候補者を立てたほうが結果として、野党の票は大きく伸びるはずで、立憲や共産が選挙協力のために無所属で立候補してこようが、多くの国民は騙されずそのような野党には二度と投票するようなことはないはずです。


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